サトーは、アドバンスト・メディアと、AppleのiPod touchを利用した物流業界向け、ウェアラブル(腕時計型やメガネ型など、直接身に着けられるほど小さいコンピューター等)型のボイスピッキング(音声により注文や出荷指示に対して、その品物を在庫から選び出す)システム「AmiVoice iPicking」を共同開発したと発表しました。

サトーが総販売代理店として、販売を開始します

 

AmiVoice iPickingは、低価格、低重量で、どんな人でもすぐに使えるように、操作の説明もわかりやすくて優しい、ユーザーフレンドリーになっているそうです。まさに次世代型のボイスピッキングシステムですね。

 

iPod touchを利用することで、端末価格を従来の5分の1以下に抑えることが可能になり、音声認識の特長であるハンズフリー・アイズフリーを活かしながら、端末画面での帳票確認や画像確認の利点をプラスし、スマートでスピーディーな現場作業を実現させられるそうです。価格も抑えられて手軽となると今後益々利用範囲が広がりそうですね。

 

端末ですから、稼働時間が気になるところですが、基準の4時間に大容量バッテリーを組み合わせることで、連続稼働時間12時間の稼働が実現できるそうです。そのバッテリーを含めても約170グラムで、今までとてもコンパクトだなと思って見ていた、ハンディーターミナル(いわゆる宅配に来る配送係の人が、品物を受け渡す時にバーコード読み取りなどに使用している端末)と比較しても、2分の1から3分の1程度の軽さなので、アームバンド装着やネックストラップ装着など、ウェアラブルに使用する事が実現できたそうです。

iPod touchを利用することで様々なことが急速に進化しているんですね。

 

料金体系は、顧客の用途と環境に合わせて、一括購入と月額使用料の2つから選んでシステムを導入することができ、端末料金と合わせても従来比20%~50%のトータル導入コストダウンが見込まれているそうです。

これは急速に普及が進みそうですね。