カゴメが、社会と地球環境全般を持続させる取り組みである、サスティナビリティレポート2014を公開しました。その中で、2009年度から2013年度の5か年のCO2の平均削減量は2.9%と大幅に削減したと発表しました。

 

2013年度のカゴメの輸配送でのCO2排出量は、2012年度に比べて原単位で約6.5%減少し、排出量は約8.1%も減少したそうです。

特定荷主でもあるカゴメには「エネルギー消費原単位を中長期的にみて年平均1%以上低減する」努力が求められていますが、2009年度から2013年度の5か年の年平均削減量は2.9%と大幅な削減に成功しました。

これは、原料輸送の配車をシステム化しロットの監視と効率的な配車による原料輸送頻度・ロットの見直しに取り組んだ効果によるもので、今後も、大型輸送車の使用比率の拡大、往復輸送の推進による車両台数の削減、輸配送距離の短縮など、従来からの取り組みを強化し、輸配送におけるCO2排出量の削減を進めていくとしています。さらに、まだまだ削減できる可能性がたくさん残っているんですね。

また、カゴメグループでは、製品輸配送時の環境負荷低減の取り組みとして、鉄道などのより環境負荷の低い輸配送手段に切り替える「モーダルシフト」を継続して推進しているそうです。これにより、鉄道輸送を積極的に行っている企業として国土交通省が認定する「エコレールマーク」の認定企業にもなっています。

そんな流れを汲み、2014年2月には、「カゴメトマトケチャップ」「カゴメソースウスター醸熟」「カゴメソース中濃醸熟」「カゴメソースとんかつ醸熟」が、国土交通省と鉄道貨物協会が制定する、第30回エコレールマークの商品認定を取得したそうです。

国内カゴメグループは、ミツカングループ、日清オイリオグループと共同で、3社分の商品を同一車両に積み込んで配送する共同配送を実施しているとのことで、エコという目的に関しては、様々な企業が協力しあえるというのもいいところですね。この共同配送によって物流品質の向上と環境に配慮しています。

現在、国内面積に占める共同配送稼動エリアの割合は、77%になっているそうです。今や単独企業で配送をする時代ではないんですね。

エコという目的のために、無駄が省かれてスリム化していくのはとても好ましくて嬉しいことですね。