トレイダーズホールディングスは、蔵番熟鮮市場のインフラ構築や、それに不可欠な技術の研究開発を主体とした会社、MARS Companyとの合弁会社の設立を検討する合意書を締結したと発表しました。

蔵番熟鮮市場は、テレビ番組でも取り上げられるなど、話題になっていますが、日本国内の消費者に旬の味に対するニーズを満たしてもらうだけではなく、生産物の端境期や特異需要期の影響を回避し安定的な受給を行い、価格を抑えることも可能になるシステムです。

つまり、今までだったら、北海道でしか食べられなかった、にしんやほっけの刺身も、この蔵番熟鮮市場を利用すれば日本各地や海外でも比較的リーズナブルに、そして安心して食べられる品質のものを提供してもらえるということですよね。

生産地から国内外まで日本の生鮮食材を高鮮度に輸送することが可能になる革新的な物流システムであるとともに、生産者、物流業、加工業のすべての工程でメリットがあるとのことなので、地方の活性化の一役を担えるサービスになるのでは!と大きな期待をされているのも納得できますよね。

トレイダースホールディングスは、証券子会社を中心とした金融サービス事業を展開している全く業種の違う企業ですが、これまでに培った国内外のネットワークを活用し、MARS Company の独創的で優れた製品サービスの販売を、共同事業として展開して行くことを目的に合弁会社設立の協議を開始したそうです。なんだかワクワクする取組ですね。