積水化学工業は、宮城県亘理(わたり)郡亘理町に、塩化ビニル管の製造工場「羽生(はにゅう)積水 東北工場」を新設し、2月27日に竣工したと発表しました。

 

この建設は、積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーが、東日本大震災からの復興需要に対応するために進めてきたそうです。

まだまだ、東北の復興のためには、必要なことやものがたくさんあるんです。

その中で、需要が見込まれる、塩化ビニル管の製造工場の建設は大きな役割を担いそうです。

 

これまで、積水化学工業の環境・ライフラインカンパニーは、住宅着工数の減少や公共投資予算の縮小に伴い需要の減少が見込まれる塩化ビニル管などの汎用品事業で、生産体制の再編を進めてきました。

生産拠点は、北海道から九州までの全国を網羅し、各地域の需要に対する生産と物流の最適化を図る「地産地消」を基本戦略としています。

 

今回は、東北の安定した供給体制を構築するとともに地域との結びつきも強化していくとの方針で、復興をさらに加速させることが目的だそうです。企業の力と地域の協力は必要不可欠ですよね。

この製造工場は、東北地区では唯一の塩化ビニル管の製造拠点となり、傘下の羽生積水の東北工場として設置されました。3月2日から製造を開始しています。