日本郵船は、世界有数のLPガス(プロパンやブタンなどの比較的液化しやすいガスの総称)事業会社である、アストモスエネルギーと新造の大型LPガス運搬船(Very Large Gas Carrier、以下VLGC)1隻の定期用船(運送用に船舶を借り入れる船。チャーター船)契約を締結したと発表しました。

用船期間は5年間で、投入される新造船は、三菱重工船舶海洋により建造され、2018年第4四半期に竣工の予定とのことです。

 

これにより日本郵船とアストモスエネルギーとのVLGCの用船は計12隻になります。

アストモスエネルギーの現在の取り扱い量は、年間約1000万トンのですが、2017年までに年間1200万トン超へ増やす計画があるそうです。

さらに、中東、米国、西アフリカ、豪州での新規液化天然ガス(LNG)プロジェクトに随伴するLPガスなど、今後の成長分野として期待されるLPガス事業を担っています。

日本郵船は長期に渡って培ってきた同社との密接な関係をさらに強化し、LPG船隊の整備と輸送力強化を図っていくそうです。

 

地球に優しい天然ガスプロジェクトを、世界的な規模で広げていくためには、輸送力は欠かせない分野ですよね。その分野の発展のために、日本郵船や三菱重工船舶海洋など日本企業の技術によって強化されるという壮大な取り組みですね。