フォークリフトとカーエアコン用コンプレッサー、自動織機の世界トップシェアを誇る、豊田自動織機の、5~8.0トン積エンジンフォークリフト「GENEO」および「病院内移動支援システム」で、「2014年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

また、1999年に発売した1.0~3.5トン積み電動フォークリフト「GENEO-B」で、「2014年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞しました。

 

フォークリフトは、時代に応じて、各国排出ガス規制をクリアしつつ、世界トップクラスの低燃費・低排出ガスを実現させた環境性能と、使い心地の向上などを実現する大型フォークリフトでありながらスマートさを強く感じさせるデザインの上に、安定感を感じさせるだけでなく、傷がつく部分を限定することで、長期間美観を保つことができ、カラーリングにも工夫があり、周囲には警戒色であるオレンジでアピールし、操縦者視点では視覚ノイズの少ないダークグレーが配されているなどの様々点に配慮されていることが高く評価されているそうです。

自家用車と違い、作業用に使うフォークリフトですから、性能さえよければ、本来デザインはそんなに問題はないと思うのですが、デザイン性やカラーまで優れていると、操縦する人や、周りで見ている仲間も気持ちがいいものですよね。

そういう、心の面にまで配慮されているところが、すごいなあと思います。

 

そして、搭乗移動する移動支援ユニットはその運行を制御するソフトウエアおよび利用者が操作するためのステーション端末で構成されているそうです。慶應義塾大学との共同開発だそうです。

ということは慶應義塾病院の現場の声も反映されているんでしょうね。やはり機能性が一番大切ではありますが、使用する患者さんが快適で思わず笑顔になってしまうようなデザインだったら、病院のスタッフも家族もみんな嬉しいですね。