大阪港咲洲トンネルの通航料金が全面無料
大阪市は9月1日、咲洲(さきしま)地区の活性化に向けて、港区と住之江区(咲洲地区)を結ぶ大阪港咲洲トンネルを、10月1日午前0時から平日も含めた全面無料化を実施すると発表しました。
ちなみに、現在の料金は、土日祝日のみ無料で、平日の普通車は100円、大型車は400円です。
大阪港咲洲トンネルは、大阪府大阪市港区の大阪築港地区と住之江区の大阪南港地区にある人工島「咲洲」を結ぶ海底トンネルです。1997年10月17日開通しました。
大阪市中心部から南港地区への最短経路となり、本町通(国道172号)や中央大通の延長線上に位置しています。鉄道では大阪市営地下鉄中央線の大阪港駅とコスモスクエア駅の間でこのトンネルを通過しています。
開通当初は、完全な有料化のトンネルでしたが、昨年の10月から土日は無料化され、今年の10月からはいよいよ全面無料になることが発表されました。
バブル期にできた様々な商業施設が、バブルの崩壊と共に次々に閉鎖に追い込まれたようですが、この無料化にあたり、活性化を図ることが大きな目的のようです。
当たり前ですが無料なら使いやすいので、利用者が増えることは予測できますので思惑通りに利用者が増えて活気付くといいですね。
さらに平日も無料となると、日本の主要な国際貿易港(五大港)のひとつでもあり、スーパー中枢港湾の指定を神戸港と共に受けている港湾法上の国際戦略港湾である、大阪港に最短ルートで行けますから、事業に携わっている方々にとっては移動の時間も短縮されて効率もよくなるので更なる発展が期待できそうですね。
無料化によってどんな効果が見られるのか、注目ですね。