日本オラクルとワイ・ディー・シーは、良品計画が管理会計と国内外店舗の物流を支える基幹データベースの基盤に、オラクルの高速データベース・マシン「Oracle Exadata Database Machine (Oracle Exadata)」を採用し、今年5月から稼働を開始していると発表しました。

 

良品計画では、商品の原価計算、国内の店舗およびECサイトの物流、海外店舗の物流を管理する既存の3つのシステムを統合・強化する目的で「Oracle Exadata」の導入をしたそうです。

 

システム刷新により、良品計画ではEC サイトの在庫引当時間が従来の4分の1、平均で0.17秒に短縮する効果がありました。

物流センターのピッキング、出荷指示データ作成処理が1時間から10分に短縮されるなど大幅な高速化を実現しています。

 

さらに、勘定系システムや物流システムの画面、帳票処理などの全体的なパフォーマンス向上も図ったそうです。

 

物流の管理と、会計勘定系のシステムを関連させるというのは、データがあるところから、必要なものを引っ張ってくるだけで当たり前にできそうだなと素人目には思っていたのですが、実はあまりできていない企業が多いのが実情のような気がしていました。

事務管理部門はまた独自のデータを作成して解析する手間がかかっていることが多いのですが、一つのデータですべて利用できるようになったなんて本当にすごいですね。

 

しかも本来の目的である、物流の管理においてもすべての面で高速化が図れたなんて画期的ですね。