三井不動産は、高画質な映像データの分析を低コストで行うことが可能な、監視カメラと監視システムを特徴とするクリューシステムズに出資し、映像データの活用事業に新規参入すると発表しました。

クリューシステムズの独自の映像クラウド技術による映像監視ソリューション「SeeIT (シーイット)」はすでに鉄道の踏切監視等で採用されています。「SeeIT」は複数の拠点や遠隔地における大容量の映像データをクラウド上で統合的に扱うことを可能とするものだそうです。

インターネット上に保存する形になる「クラウド」を利用すると様々な可能性が広がりそうですね。さらに、従来のセキュリティ関係の映像データの分析ソフトを利用する仕組みと比較しても、コスト面でも極めて安価で利用できるそうです。今までは、コスト面がネックになって、限られた範囲でしか採用されなかった高度な監視映像システムが、社会全体に急速に普及することが期待されているそうでが、間違いなく広がりそうですよね。

製品の利便性の高さからすでに管理するオフィスビル、商業施設、マンション、物流施設等の監視システムで「SeeIT」の採用を開始しているそうです。監視システムがしっかりしていて安全なビルやマンションに越したことはないですから、どんどん取り入れて欲しいですね。

今後、クラウドを利用した映像分析は、医療・介護分野などあらゆる分野での映像活用に貢献できる可能性を持っていることから、クリューシステムズと共にこの機器・ソリューションの販売を強化するとともに、他社の監視カメラや映像分析ソフトに対してもこの独自の技術をライセンス提供することで、システム全体の基盤となるプラットフォーム化を推進していくそうです。医療や介護の分野では本当に映像システムは大いに活用出来ると思います。高くて手が出なった物が身近になって安全のために、そして便利利用されるのは本当にいいことですね!