味の素は、ギフト事業を子会社の味の素ゼネラルフーヅ(AGF)に譲渡し、両社のギフト事業を2016年4月1日の予定で統合すると発表しました。

 

両社は、これまで各部門において協業を進めるとともに、事業構造の強化や新製品の開発などの生産面でのシナジー(単独で行動するよりも協業することにより大きな結果をもたらすこと)を模索してきたそうです。

 

ギフト市場は、約6割を占めるパーソナルギフト市場が年率約2%で伸長しており、今後も拡大する見通しがあることから、ギフト事業の統合を決定しました。

 

よく考えてみれば、贈られる側としては、様々な調味料などが詰め合わせになっているギフト商品はもらったらほぼ消費出来るし、とても嬉しいものなので、何を送ったら悩んでしまうような相手に対してはとても便利な商品なので、これからも需要は増えそうですね。

 

事業統合後は、製品ポートフォリオの見直しと事業運営・営業体制等の効率化による収益性の改善を進めていくそうです。

それらと並行して、生産・物流拠点の再構築も行い事業構造の強化を図る方針です。

 

ギフトだからこそ、日常のスーパーなどに置いてある商品よりも、さらに配送や物流面のシステムの構築は重要ですよね。

便利でないと消費者は離れてしまいますので、今後どのような事業構造強化が行われるのか注目したいですね。