東日本高速道路、中日本高速道路、首都高速道路、日本高速道路保有・債務返済機構は、首都圏の新たな高速道路料金の具体案」についての意見募集結果を公表しました。

実施期間は9月18日から9月30日で、意見募集ホームページへの総アクセス数は1万1986件、意見提出数は137人でした。

 

大まかな内訳は、新たな料金体系に関する意見が155件、個別路線の料金に関する意見が150件、その他の意見が93件集まったそうです。

項目別にみていくと以下のようになりました。

 

  • 新たな料金体系に関する意見では、

・計画案に賛成:25件

・もっと料金水準を下げるべき:6件

・料金体系を見直すべき:19件

料金体系の見直しとなると、大掛かりになりそうですが、どれだけこのアンケートの意見を取り入れてもらえるのか?そちらにも注目が集まりそうですね。

 

  • 別の角度からの意見としては、

・大口・多頻度割引を拡大、拡充すべき:22件

・長距離逓減や各種割引は会社間での利用を通算して適用できるようにし、割引を統一してほしい:19件

・二輪車の料金区分を設けるべき:31件

上記のような、大口や使用頻度によるさらなる割引サービスは絶対に必要なような気がしますが、皆さんはどのようなご意見でしょうか?個人的には検討して頂きたい項目ですね。

 

  • 個別路線の料金に関する意見では、

・計画案に賛成:8件

・計画案を見直すべきでは、

圏央道の料金について計画案よりもっと圏央道の料金を下げるべきが、5件で最も多かったそうです。

 

  • 首都高速の料金については、

・車種区分は当面の間、現行区分に準ずる率で継続してほしい:17件

・首都高速内の利用であれば、現行料金を維持してほしい:15件

・横浜新道。第三京浜の料金については、計画案よりもっと料金を下げるべき:16件

以上のような結果になりました。

料金が高いか安いかという感じ方は、人それぞれ違うと思いますので、なかなか難しい問題だとは思うのですが、安全で安いということが消費者の一番の願いだと思いますので、ぜひさまざまなところと比較などをして改善していって欲しいなあと思います。

 

その他の要望などとしては、以下のようなご意見があったそうです。

・車載器購入・セットアップの補助やマイレージポイントの付与など、助成措置を行ってほしい(ETC2.0、二輪車):28件

休憩施設の新増設を希望:20件

などだそうです。

なかなか、組織の中にいると、利用者の意見というのは、わかりずらくなってくるものだと思いますが、今回のような調査をするとダイレクトに要望が把握出来るのでとてもいいなあと思いました。

あとは、どれだけこれらの意見や要望が反映されるのかに注目したいですね。