株式会社ローソンが出資する農業生産法人、株式会社ローソンファーム千葉は、ローソンファーム千葉の母体である、株式会社芝山農園と3次産業者である株式会社漬物工房彩と共同で出資し、香取プロセスセンター株式会社を設立し、6次産業化事業として認可されたと報じられました。

ところで、6次産業って、一体何?と思い調べてみたところ、「農業や水産業などの第一次産業が、食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣が提唱した造語で、このような経営の多角化を6次産業化と呼ぶ」という事だそうです。

つまり食品を加工して流通販売も展開してしまうと言うことですね。そのもっとも成功している例が、タレント田中義剛さんの北海道の花畑牧場の「生キャラメル」ですね。

酪農が一次産業で、そこの牛乳を使って生キャメルを製造し、ネットやテレビショッピングで直接消費者にも商品を届けて大ヒットしています。

 

今回設立されたローソングループ向け野菜の加工工場・香取プロセスセンターでは、今秋以降に、農林漁業成長産業化ファンドを活用して着工し、2015年春以降に本格的に事業を開始する予定です。

 

ローソンファーム千葉とその近隣の契約生産者が栽培した野菜をカットし、商品の原材料として関東・甲信越地区のローソングループ店舗向けの中食製造工場や漬物工場に販売されるそうです。

 

加工工場を新たに設けることで、これまで店頭での販売が難しかった規格外品や余剰品を有効活用できるようになるメリットがありますので、今後ローソンがどんな商品ラインナップになっていくのか、展開が楽しみですね。